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日本語版と海外版の価格差と、海外購入の仕組み

日本語版が世界で最も安いのには構造的な理由があります。そしてその構造は、海外版を買う側にとっても同じように働きます。

要点

  • 日本語版の単品は海外版より安いのが通例で、印刷量の多さと国内中古市場の厚みがその理由です。
  • 海外の購入者は代行業者や転送サービスを使って日本の店舗から買うため、日本語版には常に国外需要が乗っています。
  • 日本から英語版を取り寄せる場合、実費はカード代に加えて現地送料、代行手数料、国際送料、関税・消費税です。
  • 多数の購入を1つの国際便にまとめることが、輸送を伴う購入を成立させる唯一の条件です。
  • 海外版のカードが国内の公式大会でそのまま使えるとは限りません。買う前に主催者に確認してください。

同じイラストのカードを日本語版と英語版で調べると、価格差に驚くことがあります。それは実在する差であり、しかも一方向ではありません。仕組みを理解すると、買う側としても売る側としても判断が変わります。

なぜ日本語版は安いのか

  • 印刷量が多い。 日本はこのゲームの本国であり、印刷規模がそれを反映しています。
  • 中古市場が厚い。 店舗間の競争が激しく、老舗も多いため、買値と売値の幅が狭く保たれます。
  • 発売が早い。 英語版が出るころには、日本語版はすでに長く流通しています。
  • 需要の形が違う。 英語圏の環境で必須のカードが国内では余っていることもあり、その逆も起こります。

テキスト、使用可否、裏面、コレクション性といった両版の違いは日本語版と英語版の違いにまとめています。

海外から日本のカードを買う仕組み

日本の多くのカードショップは国内発送のみです。海外の購入者はそれを次の方法で回避しています。

方法仕組み向いている場面
購入代行業者が本人に代わって国内の店舗やオークションで購入し、転送する国際発送に一切対応していない店舗やオークション
転送用住所業者が提供する国内住所宛てに自分で購入し、後日転送してもらう自分で決済できる店舗。多くの場合こちらが安い
直接の国際発送一部の店舗やマーケットプレイスは自社で海外発送に対応最も単純。まず対応の有無を確認する価値がある

実際にかかる費用

費目典型的な形備考
カード代表示価格本当に安いのはこの部分だけ
国内送料店舗ごとの少額の定額購入した店舗数だけ発生する
代行手数料注文ごとの定率または定額業者差が大きい。事前に比較を
国際送料重量制、最低額ありまとめる最大の理由
関税・消費税相手国の免税枠次第注文前に自国の基準を確認する
為替手数料仲値に上乗せされるスプレッド小さいが注文全体にかかる

これらを合計して自国の価格と比べます。中価格帯のカード1枚なら輸送を伴う購入はまず負けます。30枚をまとめた注文なら十分に勝ちます。円建て価格を自国通貨と正しく比べる方法は相場の調べ方にあります。

使用可否の問題

これは荷物が届いてから気づく人が多い点です。英語版は英語テキストで、英語圏のフォーマット向けに印刷されています。国内の大会で使えるかどうかは地域と主催者が決めることであり、公式大会では認められない場合が多くあります。集めるためではなく使うために買うなら、先に確認してください。主催者が何を確認するかは大会ガイドで扱っています。

コレクションと価格のためなら買ってよい。大会のためなら、主催者が文面で「可」と言ってからにしましょう。

織り込むべきリスク

  1. 状態基準が違う。 日本の店舗の基準は厳しめで、それは買い手には有利ですが、語彙は欧米の状態区分と一致しません。
  2. 輸送が長い。 数週間は普通です。大会に必要なカードなら国内で買いましょう。
  3. 返品は現実的でない。 国境を越えて送り返す費用は、たいていのカードの価値を上回ります。
  4. 偽物はどこにでもある。 実績ある店舗では少ないものの、開かれたマーケットプレイスでは変わりません。偽物の見分け方は常に有効です。

初めての海外購入の手順

  1. 送る価値のあるリストを作る

    単品30枚以上、またはシールド品1点。それ未満だと送料が節約分を食い潰します。

  2. 自国の市場と比較する

    自国通貨に換算し、手数料の見積もりを足したうえで判断します。

  3. 業者を選び、料金表を読む

    手数料、保管期間、同梱方針、保険。送料そのものより差が出ます。

  4. 複数店舗で買い、倉庫にためる

    すべて到着してから国際発送を依頼します。

  5. 正確に申告し、税金を見込む

    過少申告は違法で、罰は荷物の没収です。代わりに税金を予算に入れましょう。

  6. 到着時にすべて記録する

    送料按分を含めた1枚あたりの取得価格を残せば、コレクションの評価が正確になります。

よくある質問

日本語版のカードは海外版より安いのですか?
通常は安く、時にはかなりの差があります。印刷量の多さ、厚い中古市場、発売の早さが、同じカードの日本語版価格を海外版より低く押し下げています。
海外の店舗から直接買えますか?
国際発送に対応している店舗やマーケットプレイスもありますが、対応していないところも多く、その場合は代行業者や転送サービスが必要です。まず対応の有無を確認しましょう。
輸入したカードに関税はかかりますか?
相手国および自国の免税枠と規則次第です。多くの国では比較的低い金額から関税や付加価値税が発生します。注文前に基準を確認し、回避を期待せず費用として見込んでください。
英語版のカードを国内の大会で使えますか?
使えないことが多いです。使用可否は地域と主催者が決めており、公式大会では現地言語版のみとされる場合が一般的です。遊ぶために買うなら事前に確認してください。
カード1枚のために取り寄せる価値はありますか?
ほとんどありません。国際送料と手数料はほぼ固定費なので、小口注文では支配的になります。まとまったリストを1便にまとめる場合にのみ意味を持ちます。

出典

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